東京都江東区にあるビンテージマンションのリノベーション計画。

中規模分譲マンションの中で特殊な設えを計画されたメゾネットプラン「オーナー住戸」を改修した。LDKを下層から上層へ移動する大胆なプラン変更により、住戸の骨格や眺望といったポテンシャルを最大限に活かしている。インテリアのテーマは、新しい住人が嗜好する「アメリカ製キャビネット」。家の機能を支える造作にキャビネットの木目の色を散りばめ、ミッドセンチュリーを感じさせるモダンな雰囲気を演出している。既存住戸の障子や和天井、造作家具の解体は最小限としてビンテージマンションならではの重層感を持たせながら、新しいインテリアの融合により住人の個性が溢れる空間を実現した。