福島超大型X線CT施設

建築地:福島県双葉郡浪江町
建築主:福島国際研究教育機構(F-REI)
竣工:2023年3月
延床面積:8000㎡
業務スコープ:与件整理、ゾーニング図、パース図の作成

福島浪江町を検討先とした、X線CT分野における先端施設の与件整理のプロジェクト。福島国際研究教育機構(F-REI)の提示与件のうち、現実的に過剰だと思われる項目を洗練させる作業からスタートした。大型試験体の搬入、放射線の遮蔽、エリアごとの情報セキュリティなど、本施設特有の要件を満たしつつ、移動が効率的で、将来拡張性の高いゾーニングプランを計画し、建築・構造・設備与件を整備した。

敷地が本決定しない段階から上記の整理を行い報告書としてまとめることで、将来の円滑な設計開始を可能とした。また、機能的な配置に基づきつつ、研究者の誇りや働きやすさに配慮した外観デザインをすることで、機運の高まりやリクルーティングのしやすさに配慮した。

報告書全文は以下より閲覧可能。FORTEC Architectsは「4. 設備・施設要件の整理」を担当。

【経済産業省公式ウェブサイト】
「令和4年度 超大型X線CT装置を活用した 産業のデジタル化技術の開発等に係る査事業 調査報告書 」
https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000119.pdf