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1年目春学期の振り返り1年目春学期の振り返り
2019.08.24
HBS留学
1年目春学期の振り返り
※本記事は、代表取締役社長の大江がハーバード大学MBA留学時代のブログに一部編集を加え、転載しています。
夏休みも残り1ヶ月となりました。後半はボストンでインターンをして過ごしていますが、その内容に関してはまた後ほど書くとして今回は1年目春学期の振り返りをしてみたいと思います。
今学期、僕が時間を主に投資したことは、授業、就活、カンファレンス、プライベートの4つです。
授業:科目は難易度が上がり、予想以上に苦労を強いられた。が、学びはより大きい。
まずは強制的に最も時間を取られることになる授業について。
ケースの準備の仕方にも大分慣れ(=力の抜き方を知り)、比較的楽になるかと思った春学期ですが、それに反比例するように科目の難易度が上がったように感じました。極力効率良く、ディスカッションの焦点となりそうなところを中心にケースを読み、とは言っても、僕にとって初めて習うが故に学びが大きいFinanceやBGIEなどに関しては手を抜かずにちゃんとモデルを準備したりと言った具合で取り組みました。(今学期の授業に関してはこちらの記事を参照)
結果的に各授業1.0〜2.5時間の準備時間は最低限必要となりましたが、今から振り返るとビジネスに関する基礎体力は飛躍的に上がったように感じます。最初の学期と合わせてこの1年でかなり広範囲のトピックを扱ったため、自分が全く知らないと感じるトピックが極端に減ったからでしょうか。どのような話題に対しても、何かしら自分の記憶と結びつけられるようになりました。
就活:予想以上の苦戦。挫折→自信に繋がるプロセス
以前記事で書きましたが(こちらの記事を参照)、アメリカの不動産業界でインターンを獲得するために予想以上に苦戦を強いられました。
英語の喋り方、メールの書き方から会った時の振る舞い方、コミュニケーションの取り方まで、日本では当たり前のようにやっていたことが、言語が変わり、文化が変わると急に難しく感じられ、業界の閉じた構造(特に外国人に対して)も相まって3月上旬〜中旬頃まで続く長期戦となることに。
しかし、この環境でしか絶対学ぶことのできないことを体得でき、結果オーライでした。最後までアメリカ、できればNYやボストンでの仕事獲得を目指して曲げなかったことは価値があったと思います。
不動産カンファレンス:オーガナイズのプロセス&アメリカ流ネットワーキングの仕方を学ぶ
特に今学期前半のメインイベントはカンファレンスの準備(こちらの記事を参照)でした。
どのくらいの時期からKeynote SpeakerやPanelistにどのような文面でメールを送り始め、当日のロジやチームを運営する上でどのような点に気を付けた方が良いかなど、当時は目の前のことに一杯すぎて感じていませんでしたが、今思い返すと新しいスキルを獲得できたような。
代表という立場で関わることができたのも、感じたストレスに比例した達成感を与えてくれた理由だと思います。オーガナイザーだけで15人以上、当日の訪問者数は400人以上。カンファレンスの規模としては意外と馬鹿にならないものでした。
ネットワーキングの一貫でカンファレンスに参加することは良くありましたが、その舞台裏を知ることで、こういう機会の有り難みを改めて知ることができた経験です。
プライベート:旅行とディナー。苦難を支えてくれた仲間たち
そして、最後になりますが最も大事だったのは、狂ったように忙しい日々の中、支えとなってくれた仲間たちとの時間でしょう。週末や休みを使って、モロッコやワシントンDC、NYへ行ったり。就活やカンファレンスの準備で行き詰った時に相談すると助けてくれたり。
春学期になると大分友人のグループが形成されてくるため、その輪の中でよりプライベートな話などもしやすくなります。勝手が分からずに困っていると、小さいことでも嫌な顔を全くせずに丁寧に教えてくれる友人たちには幾度も助けられました。
Japan Trekの成功は、そのような友人たちに少しでもGive backできたという意味でより意義深いものになりました。
以上、今学期の総括です。総じて、最初の学期よりアクティビティの種類が増え濃密な時間で、特に最後の期末試験→FGI→Japan Trek→NYでインターンのコンビネーションはかなり強烈でしたが、なんとか1年目を走り切ることができホッと一息ついているところです。
同時に2年目に向けて始動していることもあるため、また後ほど記事を書こうと思います。