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2年目秋学期を終えてー目標の振り返り2年目秋学期を終えてー目標の振り返り
2019.12.12
HBS留学
2年目秋学期を終えてー目標の振り返り
※本記事は、代表取締役社長の大江がハーバード大学MBA留学時代のブログに一部編集を加え、転載しています。
しばらく記事の更新が滞ってしまっていましたが、これから数記事に分けて今学期を振り返ってみます。
まずは以前の記事(2年目(EC Year)へ向けて)で書いた目標設定に対して、現実はどうだったかを照らし合わせるところから。
まずは1つ目は「ネットワーク:1年目に築いた基盤を生かす」という目標。
達成度高かったのではと思っています。少人数のセッティングでより深い会話をする機会が増え、またその時間が増えれば増えるほど、HBSの経験は自分に取って何なのかという問いに対する答えがクリアになってきています。
週末・連休の大小の旅行も最高の思い出に。(こちらは別記事でまとめます。)
そして、高いアスピレーションを持った友人に囲まれている今の環境がとても恵まれていると改めて感じています。気付けばどっぷりと自分もその環境の中にいることに気付き、1年半前には初めての米国生活+MBAに恐る恐るだったことを考えると不思議な感覚に捉われます。
次に「授業:卒業後の実践に活かせる学びを得る」に関して。
授業選択に関しては前回の記事で書きましたが、特に大きな違いは最後のアウトプットがチームプロジェクトの授業が半分以上あったことです。(対して、1年目は全て個人で受ける期末試験)
個人的にはプロジェクトベースの方が学んだことが最終的に身になるように思います。テーマは比較的自由であったため、自分が日本で関わっているビジネスをテーマにしたい!、と主張したところ、その方向性に乗ってくれるチームメイトをうまく見つけることができました。こういうのは意外と手を上げた者勝ちですね。
みんなの忙しいスケジュールを調整するのには一苦労しましたが、チームメイトのアウトプットのレベルが非常に高く、特に文章の切れ味の高さには驚かされるばかりでした。質もそうですが、速度が速い。というか、モードに入った時の集中力が凄い。僕も、ガッと深く集中して制作する派ですが、メリハリの付け方をもっとうまくできるな、と。
最後は、「自分のベンチャー立ち上げ:「一からモノを作り出す」能力を磨いて過程を経験する」
アントレ系のクラスを1つとVenture Incubation ProgramやRock Acceleratorのプログラムに参加して自分のベンチャーをどこまで具体化できるかチャレンジしてみました。アイデアの深度を高めて、ピッチブックにまとめ、学期を通して多くの人からフィードバックをもらうことができましたが、本格的に会社を始動する体制まで辿り着くことはできませんでした。
大きな学びとしては、今自分が持っているリソース(自分自身の能力や経験も含めて)とビジネスのアイデア実行のために必要な条件の間にどのようなギャップがあるかが把握できたことでしょうか。
業界に関する理解をさらに深める、適切なファウンダーを見つける、とにかく始めてみる、などなど手段はいくつかありますが、それらの選択肢を客観的に考える機会となりました。
次の学期が始まる前に日本のビジネスの状況も踏まえて、スタンスを決めておきたいと思います。
また、上の目標とは別に今学期はちゃんと運動を続けるぞ、と掲げ、毎週1,2回のテニスを続けました。実は周りには非常に充実したテニスの環境が揃っています。インドアコートだけでなく、テニスクラブの活動の一貫でコーチを呼んでくれたり、あといつも一緒に打つ同級生は相当レベルの高いプレイヤーばかり。(極端ですが、一人、昔ATPポイント所持者=プロの奴がいました)。テニスは来年も続ける予定です。