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米国での初インターンシップ @NYC米国での初インターンシップ @NYC
2019.07.15
HBS留学
米国での初インターンシップ @NYC
※本記事は、代表取締役社長の大江がハーバード大学MBA留学時代のブログに一部編集を加え、転載しています。
ジャパントレックが終了した後、数日間東京で滞在後、ボストンへ帰国、若干の荷物を入れ替えニューヨークへと向かいました。
以前、リクルーティングの記事でもご紹介しましたが、この夏は2つのインターンシップを予定しており、一つはNYで5週間、もう一つはボストンで7週間です。
NYでは短期間のステイということでAirbnbで部屋を借りることに。場所はLower East SideのBoweryのすぐ東側に位置しており、職場であるWall Streetへも電車一本で近いため非常に便利。部屋自体は、昔の移民用アパートメント(Tenementと呼びます)を改装したもので、広さこそそこそこあるもののかなり年季が入っていました。マンハッタン上で便利な場所は基本べらぼうに家賃が高く、中期ステイの家は見つけるのも難しいため、我慢我慢。美味しいレストランもEast VillageやWest Villageあたりに固まってあるため、ロケーションは文句無しでした。
最初のインターンはSOM (エスオーエム、Skidmore, Owings & Merrill)という建築設計業界では大手の会社です。NYで最近オープンしたHudson Yards、World Trade Centerやドバイで世界最高峰のBurj Khalifaを設計、日本では東京ミッドタウンのマスターアーキテクトとして活躍した会社です。
僕は昔からこの会社の作る建築が好きで、卒業論文もSOMについて書きました。およそ10年前の当時、論文を書くためにNYオフィスのパートナーにインタビューしに行くため、緊張しながらエレベーターに乗っていた記憶がまだ鮮明に残っています。今回、このインターンシップをもらったのも、このパートナー(Mustafaさん)を不動産カンファレンスにKeynoteスピーカーとして呼び、コーヒーを飲みながら意気投合したことがきっかけです。人生色々繋がるものだな、と思います。
写真はオフィスの目の前の風景。NY証券取引所の目の前です。
今回、僕の役割はSOMが日本へ進出していく上での戦略を考え、今後のサポートを行う、というもの。そのため、この夏以降も長期的な目線でコラボレーションをしていこうということになりました。尊敬する会社のサポート、今後ともぜひさせてもらいます。
とにかく人に会う機会が多い
設計事務所でしたが、設計業務ではなくBusiness Developmentの役割であったため、あまり残業もなく、平日もNYライフを楽しむことができました。
Facebookで「NYにいます」と投稿したところ、日本からの友人も多くいることが判明。中には高校卒業以来で会う友人もいたり。HBSの同級生も100人以上NYでインターン中のため、毎日誰かと飲み歩くかネットワーキングイベントに参加したりしていました。人生初スピニングを体験したり(室内で自転車漕ぐだけでこんなにキツイとは)、ジャズバーに行ったり、友人のオフィスのハッピーアワーに混ぜてもらったり。世界中から人が集まり、ビジネスと文化が凝縮され、絶え間なく物事が起こり続ける。こんな街はやはり世界中でNYだけでしょう。
住むことで培われる土地勘
今回NYに短期間でも住んだことで一気に土地勘が養われました。今までも旅行や出張を含めたら10回近くきたことがありましたが、やはり住むとなると全く違います。
週末や空いた時間には、なるべく行ったことがない地域を歩き回り、ベタに現地でガイドブックを調達して読んだりしてみました。住んでいたLower East Sideがアンカーとなり、そこから放射線状にNYの地図が頭の中に作られていく感覚。個人的にNYでホテルをオープンしたいという思いもあり、自分のキャリア的にもここで得られた土地勘はかなり貴重です。
少し郊外のUpstateやQueensの方にある美術館もよかったため、美術館編は次回書きます。